ペットボトルを分別する意味を知ろう!
私たちの生活に身近なペットボトルは、不燃ごみや可燃ごみのように「分別すべき資源」としてルール付けられていますが、その理由は一体何なのでしょうか?
ペットボトルの分別が必要である理由は、「リサイクルをしやすくするため」・「リサイクルを推進するため」とされています。
「ボトル to ボトル」と言われる、ペットボトルを再びペットボトルに生まれ変わらせるリサイクルでは、廃棄時にペットボトルを適切に分別することで汚れた素材の混入を防ぎ、リサイクル品質を高めることができます。
それ以外にも、ペットボトルのリサイクル後は、衣類や食品トレー・容器など、ジャンルを問わず新たな製品として再利用することができます。限りある資源を有効活用するためにも、ペットボトルの分別は重要な意味を成しています。
ペットボトルをつぶし潰して出すのは正解?
ペットボトルの捨て方といえば、カラになったボトルを「潰す」と認識している人が多いと思います。それ以外に、「ひねる(ねじる)方法」や「上からギュッと押し潰す方法」を思い浮かべるケースもあるかもしれません。
しかし実は「ひねる(ねじる)」・「上から押しつ」」は、正しいペットボトルの捨て方ではないとご存知ですか?
リサイクル工場では、ミキサーのように回転する刃でペットボトルを細かく砕きます。しかし、ペットボトルがねじられたり圧縮されていると、ボトルの強度が増し、回転刃が損傷しやすくなってしまいます。
それ以外にも、ペットボトルとそれ以外の素材等を選別する「自動選別機」の認識が曖昧になるというデメリットもあります。ボトルがあまりにも小さく潰されていると、ペットボトルとして正しく認識されづらくなってしまうのです。
そのためペットボトルは、回転歯や自動選別機に影響を及ぼさない方法、つまり「ペットボトルが薄くなるよう、横から押して潰す」という方法がベストです。
さいごに
今回は、「リサイクルとペットボトル」について解説しました。
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参考記事:東大・平尾教授とひも解く繊維リサイクルの今~第2回・ペットボトルのリサイクルの真実を暴く~ | サステナビリティ ハブ