1.リペア:ほつれた箇所を修理して再利用する
「リペア」とは、ほつれ・破れがある箇所を修理したり、部品の交換等をおこなって再利用することです。
個人で取り組める方法ではありますが、近年は、企業が消費者からのリペア依頼に応えるサービスを提供したり、着用済みの洋服を回収し、リペアによって生まれ変わらせた商品を販売するといった事例も生まれています。
2.リユース:寄付や売却をおこない、古着として再利用する
「リユース」とは、1回以上使用したものを繰り返し使用することです。
特徴は、回収後に原料へ戻す「リサイクル」とは異なり、再び製品(または部品)のまま使用され、リサイクルと比べるとコストが安い点です。
リユースの代表例である、不必要な洋服を売る・寄付する以外には、廃棄予定であった洋服のサンプルやデッドストック等の素材を企業が主体となって販売するケースも見受けられます。
近年ではフリマアプリが注目を集めており、個人間での売買も可能となっています。
私たち「するーぷ」では、まだ着られる洋服は他者に譲り、再利用を促進しています。
3.リサイクル:新たな資源として再利用する
「リサイクル」とは、古着の回収後、新たな資源として再利用することです。
古着や製造時に出た裁断くずを加工し「糸」として再利用したり、「フェルト」などの別素材を新たに作る取り組み、また「ウエス」と呼ばれる、工場の清掃などに使われる布は古着を裁断し作られています。
「するーぷ」では衣類の回収後、リユースできないものを新たな資源として再利用しています。
リペアが難しい衣服をお持ちの場合は、リユースやリサイクルも1つの手段となりますので、「するーぷ」はもちろん、お住いの地域でおこなわれている衣類回収サービス等の利用を検討してみてください。
“ちょっといい”ことを習慣にする衣類回収サービス「するーぷ」は、神戸市内の複数の場所にて開催中です(※詳しくは、ホームページトップの「するーぷできる場所」からご確認ください)。衣類を回収ボックスに持ち込んだあとは、その重さに応じたポイントが付与され、クーポンや寄付と交換することができます。不要になった洋服を”ちょっといい”方法で手放してみませんか?
このコラムは、サステナビリティ ハブ編集部の協力のもと作成しております。「サステナビリティ ハブ」では、SDGsにまつわる基礎知識から、プロフェッショナルなコンテンツまで幅広く発信しています。ぜひご覧ください。