洋服は、1日にどのくらいの量が捨てられている?
最近はファストファッションが広がりを見せており、オシャレでトレンドをおさえた洋服が手軽に買えるようになりました。しかしそれと同時に、私たち消費者の「買う→捨てるまでのサイクルが早まる」という問題も生まれています。
実際に、日本の家庭から捨てられる洋服のうち「約7割」はゴミとしてそのまま廃棄され、再資源化されている洋服はたったの5%ほどであることが明らかになっています。さらに国内では、1日に大型トラック130台分にも相当する「約1,300トン」の洋服が捨てられています。
洋服は環境を汚染するの?
洋服を作る過程で排出されるCO₂や水の大量使用も、大きな問題と指摘されているのをご存知でしょうか。
ジーンズ1本を作るためには約7,500リットルもの水が必要であり、これは500mlペットボトル約15,000本に相当します。また、原材料調達〜裁断・縫製までの工程におけるCO₂排出量は、廃棄時に生じる約3倍のCO₂を排出しています。
しかしゴミとして捨てる予定だった洋服をリサイクル・再利用することで、こうしたCO₂の排出量や水の使用量は減らすことができます。
重要なのは1着を可能な限り長く着続けること、たとえ手放すとしても「どのように衣服を手放すか」をしっかり考えた上で行動を起こすことかもしれません。
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