ITサービス事業会社であるJGC Digital株式会社(代表取締役社長CEO 長谷川順一、以下「JGC Digital」)は、2024年1月15日~2024年3月31日まで神戸市にて行なった IoT機能付きの回収ボックスを活用した無人での衣類回収の実証実験、「するーぷ」の利用ユーザー(アプリ「するーぷ」の登録ユーザー )にアンケート調査を実施しました。
その結果、衣類回収サービスの利用ユーザーの100%が「するーぷをまた利用したい」と回答しており、利用後の感想としては「たんすの肥やしがなくなった(部屋が片付いた):78%」や「燃えるゴミに不要な服を出さなくなった:64%」といった回答が多く見られました。またユーザー属性としては20〜50代の女性が多く、出勤・買い物のついでの利用が目立ちました。
■調査結果の詳細
1.衣服回収サービス「するーぷ」に関して
するーぷのアプリをダウンロードしたきっかけとしては、「回収ボックスを見かけた」が最も多い回答でした(38%)。次いで「Web広告を見た:32%」、「テレビで見た:15%」となり、衣類回収ボックスを実際に目にすることで知ったケース・メディアを通して知ったケースが多いことが明らかになりました。
そのほかには「古着回収というワードを検索した」・「神戸市の広報やホームページから知った」といった回答もありました。
衣類回収サービス「するーぷ」の利便性やポイントの交換を気に入っているユーザーが多数
するーぷのサービスにおいて気に入っている点には、「不要な衣服を出したいときに出せる(78%)」・「クーポンと交換できる(70%)」・「無人で衣類を回収に出せる(65%)」が多く挙げられました。
さらにするーぷのビジョンである「「服を捨てない」を当たり前の社会にしたい」や、ポイントと交換して「寄付が手軽にできる」、衣類回収ボックスの機能面である「回収ボックスの開閉がアプリからできる」を気に入った人は50%前後でした。
48%が、ポイントの交換の1つであるクーポンの種類を増やしてほしいと回答
「するーぷのどのようなところを改善してほしいですか?」という質問に対しては、48%が「クーポンの種類を増やしてほしい」を、26%が「寄付の種類を増やしてほしい」を選択し、投函した衣類と交換で付与される”ポイントの交換先”にまつわる意見が多く見受けられました。
また、「回収ボックスで回収できるものをわかりやすくしてほしい」という声や「回収ボックスを増やしてほしい」という声も寄せられました。
2.衣類回収サービス「するーぷ」の利用率や利用後の変化
ここからは衣類回収サービス「するーぷ」を実際に利用したユーザーの回答結果を紹介します。アンケート回答者による、衣類回収サービス利用有無の割合は以下の通りです。
アンケート回答者の約89%が衣類回収サービスを利用
このように、アンケート回答者のうち約9割が実際にするーぷの衣類回収サービスを利用しました。
利用しなかった理由としては、「回収に出すタイミングが合わなかった」が68%で最多となり、その次に多い回答は「回収ボックスの場所が遠かった」でした。また、「 衣類回収ボックスが日常の導線になく、不要な衣類を持って行った際にボックスが満杯の場合を危惧した」という声も挙げられました。
衣類回収サービスの利用後には様々な変化を感じた人が多い
するーぷを利用した後に起きた変化としては、「たんすの肥やしがなくなった(78%)」・「燃えるゴミに不要な衣類を出さなくなった(64%)」・「環境に対する想い、ほかの回収サービスにも興味が湧くようになった(25%)」の順で回答が寄せられ、目に見える部分での変化を感じた人が多いことがわかりました。そのほかには下記ような声も寄せられました。
3.衣類回収サービス「するーぷ」の今後や期待すること
衣類回収サービス「するーぷ」の利用者に「するーぷをまた利用したいですか?」と質問したところ、100%が「はい」と回答しています。
72%が衣類回収ボックスの設置先として「駅」を希望
衣類回収ボックスを置いてほしい場所に関しては、72%の「駅」が最も多く、その次は56%の「公共施設(役所・図書館など)」でした。また「ショッピングモール(45%)」は、次に続く「スーパーマーケット」・「コンビニと」僅差だったものの、3番目に多い回答となりました。
また、下記の回答も衣類回収ボックスの設置場所の候補として挙げられています。
92%以上が、衣類回収サービス「するーぷ」を積極的に利用したいと回答
「所属する組織(企業・学校・自治体など)がするーぷを導入した場合、積極的に利用したいですか?」という質問に対しては、92.4%が「はい」を選択したことも明らかになりました。
4.衣類回収サービス「するーぷ」の提供会社について
するーぷのサービスを提供している会社(JGC Digital)にどのくらい興味が湧いたかという質問には、67.8%が「興味が湧いた」と答え、そのうちの12.2%は「興味が湧いて会社名を覚えた」と回答しました。興味は湧かなかったと回答した30.9%も「よい印象を持った」と答えています。
■調査概要
調査期間:2024年4月16日~2024年04月30日
実施対象者 :「するーぷ」の利用ユーザー(アプリ「するーぷ」の登録ユーザー)
実施方法:Google formを用いたアンケート調査
回答人数:288人